論文集 事前防災“持続力と回復力” Collection of papers:Sustainability and Resilience

高台まちづくりへの期待 高台まちづくりへの期待

著者: 中村 英夫 / 所属: 日本大学理工学部
出典:RIVER FRONT 2023Vol.97

 

令和2 年(2020 年)12 月、国や東京都等の委員からなる連絡会議によって、“災害に強い「東京」形成ビジョンがとりまとめられた。首都における洪水・地震等からの壊滅的な被害の発生の回避に向けた基本的考え方や取り組み方策を明らかにしたものである。この中で「高台まちづくり」は、ゼロ
メートル地帯を含む東京都区部低平地の水害対策の大きな柱として打ち出された。高規格堤防や高台化された公園等の高台と、洪水発生時にも一定期間は活動継続が可能な建築物群や避難スペースとを、線的・面的に創出し、命を守ることに加え、社会経済活動の長期間停止を回避することを目指したものだ。事業推進のためには1,必要性や効果をわかりやすく示し、住民や事業者の協力を得ること。2,市街地整備事業を通じて地区のコミュニティ形成を図り、防災・減災力の向上につなげる
視点が不可欠である。
RIVER FRONT 2023Vol.97

令和2 年(2020 年)12 月、国や東京都等の委員からなる連絡会議によって、“災害に強い「東京」形成ビジョンがとりまとめられた。首都における洪水・地震等からの壊滅的な被害の発生の回避に向けた基本的考え方や取り組み方策を明らかにしたものである。この中で「高台まちづくり」は、ゼロ
メートル地帯を含む東京都区部低平地の水害対策の大きな柱として打ち出された。高規格堤防や高台化された公園等の高台と、洪水発生時にも一定期間は活動継続が可能な建築物群や避難スペースとを、線的・面的に創出し、命を守ることに加え、社会経済活動の長期間停止を回避することを目指したものだ。事業推進のためには1,必要性や効果をわかりやすく示し、住民や事業者の協力を得ること。2,市街地整備事業を通じて地区のコミュニティ形成を図り、防災・減災力の向上につなげる
視点が不可欠である。
RIVER FRONT 2023Vol.97

 

 

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