論文集 事前防災“持続力と回復力” Collection of papers:Sustainability and Resilience

津波・高潮対策としての新たな構造形式について -フラップゲート式可動防波堤の紹介- 津波・高潮対策としての新たな構造形式について -フラップゲート式可動防波堤の紹介-

著者: 仲保京一 / 所属: 日立造船株式会社

 

我が国は、過去に繰り返し甚大な津波・高潮被害を受けている。平成23年3月に発生した東日
本大震災では、死者・行方不明者約2万1千人、建物被害(全半壊、全半焼)約40万戸という未
曾有の被害が生じ、近い将来にも東海・南海・東南海地震等による津波被害が危惧されている。
さらに、地球温暖化による海面上昇や今後強大化が懸念される高潮に対しても備えが必要な状況
となっている。
フラップゲート式可動防波堤(以下、本技術という。)は、防潮ラインを従来よりも沖側に移動
配置可能とするものであり、港湾・漁港・海岸等で行われる産業活動、日常生活の利便性を損な
わず、津波・高潮防災・減災を実現することで今後の安全・安心社会の構築に寄与することが期
待される。本稿では、従来技術の課題と本技術における課題解決方法を解説するとともに、実用
化状況ならびに最新情報を報告する。

我が国は、過去に繰り返し甚大な津波・高潮被害を受けている。平成23年3月に発生した東日
本大震災では、死者・行方不明者約2万1千人、建物被害(全半壊、全半焼)約40万戸という未
曾有の被害が生じ、近い将来にも東海・南海・東南海地震等による津波被害が危惧されている。
さらに、地球温暖化による海面上昇や今後強大化が懸念される高潮に対しても備えが必要な状況
となっている。
フラップゲート式可動防波堤(以下、本技術という。)は、防潮ラインを従来よりも沖側に移動
配置可能とするものであり、港湾・漁港・海岸等で行われる産業活動、日常生活の利便性を損な
わず、津波・高潮防災・減災を実現することで今後の安全・安心社会の構築に寄与することが期
待される。本稿では、従来技術の課題と本技術における課題解決方法を解説するとともに、実用
化状況ならびに最新情報を報告する。

 

 

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