論文集 事前防災“持続力と回復力” Collection of papers:Sustainability and Resilience

医療安全保障の論理 ~新しい安全保障の視座~ 医療安全保障の論理 ~新しい安全保障の視座~

著者: 山口 芳裕 / 所属: 杏林大学医学部救急医学主任教授 同高度救命救急センター長

 

医療を国家安全保障の枠組みのなかにきちんと位置付けることによって、はじめて安全と安心が融合した国家安全保障が実現する。医療はその付託に応えるために必要とされる専門的な知識や技術の修得に努め、新たな医療分野を創生するとともに、その成果を最大限に発揮させ得る戦略的な体制構築と法整備を進めて最悪の事態をも見据えた国民の生命の保護を盤石なものとし、もってわが国の国益を守ることを提案するものである。

医療を国家安全保障の枠組みのなかにきちんと位置付けることによって、はじめて安全と安心が融合した国家安全保障が実現する。医療はその付託に応えるために必要とされる専門的な知識や技術の修得に努め、新たな医療分野を創生するとともに、その成果を最大限に発揮させ得る戦略的な体制構築と法整備を進めて最悪の事態をも見据えた国民の生命の保護を盤石なものとし、もってわが国の国益を守ることを提案するものである。

 

 

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